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■ プログラマーとは、ROMライターとは | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ■ プログラマーとは、ROMライターとは ROMやCPU等の「デバイス」にデータを書込・読込・比較などをする機器です。 ROMって何? デバイスの種類(ROMの種類)
ファイルの形式 パソコンで保存されるデータは、次のように様々な形式があります。 バイナリー=生データで、ファイルのデータそのままが、ROMのデータになります。 容量は小さく、扱いも楽です。 しかし、テキスト形式ではないため、そのまま表計算やテキストエディタで内容を編集する事はできません。 編集は、プログラマ付属のソフトウエアのエディットを使うか、バイナリエディタを使用する必要があります。 ただし、チェックサムを気にせず編集できるので、扱いやすい形式です。 様々な名前の拡張子が付いている場合があります。 HEX=同じ拡張子(HEXファイル)でも、様々な形式があります。 一般的にはインテルHEXやモトローラS、他にTEKTRONIX、ASCなど、無数にあります。 ファイルにチェックサムが内蔵され、壊れた場合には読み込みエラーになります。 また、書き込み開始アドレスなどの情報(オフセット)も内蔵されている場合もあります。 ただし、デバイスに書き込まれている(書き込む)データは、バイナリ(生データ)だけで、形式はありません。 どのファイル形式でも、データの保存や、メールで送った場合、ごくまれに内容が壊れる可能性があります。バイナリの場合は、ファイルにチェックサム情報が無いため、内容が正常かどうかのチェックができません。 他のファイル形式では、チェックサムもファイルに書き込まれているために、問題があるとわかります。 ただし、容量はバイナリの数倍になり、保存したファイル形式を相手に伝える必要があります。 個人的にはバイナリをお勧めします。最も一般的です。 今まで数万回のファイルのやりとりをしていますが、実際に壊れたり問題があった事はありません。 メールで送信する場合などは、チェックサムを調べておくと、間違いが起こりません。 データの編集やファイル形式の変更、チェックサムの確認は、ChipMaxのコントロールソフトを使うと簡単です。 編集と、ファイル形式の変換もできます。 (無料です・本体が無くてもソフトウエア単体で作業ができます) チェックサム ROMのデータを、全て足し算した下四桁を指します。 例えば、10 6F 06 というデータが有るとすると、10+6F+06=85=0085 がチェックサムとなります。 仮に、最初の10が変化してしまい、11になったとすると、0086となり、チェックサムが合わない事になります。もしメールで送る際など、チェックサムを相手に伝えると、間違いがなくなります。 スプリット ROMのデータ幅は「8ビット」や「16ビット」・・・などの種類に分かれます。 簡単に言うと、データ(データライン)の数と同じで、8ビットは8本のデータ線があります。 8ビットでどれだけの数が表現できるかと言うと、線が一本につき「LO」と「HI」の2段階で表すので、 8本では
データは0から始まりますから、0−255、つまり16進数では00−FFの数字で表す事ができます。 16ビットのデータは0000−FFFFで表しますから、十進数では0−65535になります。 ゲーム機やパソコンでも、8ビットばかりとは限りません。(今は8ビットを探す方が大変かもしれません) プログラマの基本は普通8ビットで考えますので、16ビットのデータを扱う時に、スプリットで書くという考え方ができます。 (16ビットやそれ以上でも外部ROMを8ビットが付けられるようにCPU内部でエミュレーションしている場合はありますが、普通は考えません。付いているROMを対象に考えて下さい) 8ビットのROMは、27C64や128、256、512など、たくさんの種類があります。 しかし、動かしたいCPUなどが16ビットの場合は、半分にしかなりません。 そこで16ビット・・・つまり足が16本に対応させるには、ROMを並列に2つ。つまりデータバスを16本並べればよい事になります。 ROMのデータは、 EF 6F 06 B4 B8 1C 16 94 E8 73 61 ・・・・ というデータがあったとします。 8ビットでは
16ビットでは
0001、0003を「Odd」、「奇数」、「HI」、「1」側のROM等と言い、2個目のROMにあたります。 つまり、スプリットとは、EF 6F 06 B4 B8・・などの連続したデータを、偶数、奇数に書き分ける事です。 この場合、EF 06 が偶数データ、6F B4が奇数データになります。 データが1/2になりますから、ROMの最終番地が、ファイル全体の容量の半分になります。 実際の操作方法 今あるROMをコピーしたい コピー元デバイス(ROM)をプログラマにセットします。 「セレクト」でROMの品種を設定します。(オートで自動設定できる品種もあります) デバイスからデータを読み込みます。 「リード」 ブランク(空)のデバイス(ROM)をプログラマにセットします。 「オート」を押すだけで、ブランクチェック、ライト、ベリファイを自動で実行します。 これだけでROMのコピーが完成します。 何個も続けてコピーしたい場合は、上記に続いて デバイス(ROM)をセットして「オート」を押すだけです。 一度では、一個のROMしか書けませんので、大量に書きたい場合はギャングアダプタを使用します ChipMaxは一回の操作で同時に4個、TopMaxは同時に8個のデバイスをプログラムできます。 パソコン上(ダウンロードした)のファイルを書き込みたい 圧縮されている場合は、解凍します。(解凍方法はそれぞれのHP上に明記されているはずです) 何種類かの形式になっている場合があります。 ChipMax(TopMax)コントロールソフトを立ち上げます。 「開く」で、ファイルを指定し、バイナリならファイルタイプをbin、HEXファイルならAllHexにして開きます。 ブランク(空)のデバイス(ROM)をプログラマにセットします。 「セレクト」でROMの品種を設定します。 「オート」を押すだけで、ブランクチェック、ライト、ベリファイを自動で実行します。 これだけでROMのコピーが完成します。 今あるROMと比較したい 比較元デバイス(ROM)をプログラマにセットします。 「セレクト」でROMの品種を設定します。(オートで自動設定できる品種もあります) デバイスからデータを読み込みます。 「リード」 比較対象のデバイス(ROM)をプログラマにセットします。 1.「ベリファイ」を押すだけで、比較を実行し、相違点がある番地でエラー表示がでます。 2.「コンペア」を実行すると、比較して相違点を「COMPERE.TXT」ファイルとして出力します。 ファイルとROMを比較したい 「開く」で、ファイルを指定し、バイナリならファイルタイプをbin、HEXファイルならAllHexにして開きます。 比較対象のデバイス(ROM)をプログラマにセットします。 「セレクト」でROMの品種を設定する。(オートで自動設定できる品種もあります) 1.「ベリファイ」を押すだけで、比較を実行し、相違点がある番地でエラー表示がでます。 2.「コンペア」を実行すると、比較して相違点を「COMPERE.TXT」として出力します。 バイナリファイルを読み込みたい ファイル読み込み−Binタイプを指定し、OKを押します。 HEXファイルを読み込みたい ファイル読み込み−Allhexタイプを指定し、ファイルを選んでOKを押します。 Allhexタイプを指定するだけで、ChipMax(TopMax)コントロールソフトは、様々なファイル形式を自動で判断して読み込みます。 バイナリ形式で保存したい ファイル保存−Binタイプを指定し、OKを押します。 HEX形式で保存したい ファイル保存−保存したいHexのタイプを指定し、OKを押します。 スプリット書き込みをしたい コンフィグ−オプションでギャング・スプリットを選び、最初にEven側(Odd )に設定し、オートで書き込みます。 同様にOdd 側(Even)に設定し、オートで書き込みます。 これだけの作業で、スプリットで書き分けられた二種類のROMができあがります。 間違えないように、ROMに偶数か奇数の印を付けておくと良いでしょう。 スプリットのROMを読み込みしたい Even 、Oddに書き分けられたROMを合体して、一つのデータにする事が出来ます。 「セレクト」でROMの品種を設定します。(オートで自動設定できる品種もあります) コンフィグ−オプションでギャング・スプリットを選び、最初にEven側(Odd )に設定し、「リード」で読み込みます。 同様にOdd 側(Even)に設定し、「リード」で読み込みます。 コンフィグ−オプション−ファイルセーブで BufferEnd を初期値の2倍に設定します。 例: 3FFF なら、7FFFに。 7FFF なら FFFF に。 ファイルに、名前を付けて「セーブ」(保存)します。 関連リンク : | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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